2017-08-14

8/14マンデー街頭「SDGsの推進について」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

 先週と打って変わり、快晴の週明けとなりました。週末の3連休は皆様いかがでしたでしょうか。

 今日はお盆の中日ですが、この時期はご親族で集われるという方も多いと思います。同級生の帰省と再会も又、夏の風物詩ということで、久しぶりの故郷を十分満喫されますとともに、まだまだ厳しい残暑をご自愛の上お過ごし頂ければと思います。

 さて、県議会の方ですが、いよいよ来週から9月定例会が始まります。今年はえひめ国体・えひめ大会の開催と重なるため、例年より約1ヶ月早い開会となります。

 今回、私は代表質問に立つ予定ですので、先週はその準備にかかりきりの1週間となりました。県政や国政の動向をチェックし、さまざまな資料に目を通し、関係者へのヒアリングや文献調査等、質問を控えた議員にとりまして、この時期は大事な仕込みの期間となります。

 そこで本日は、今回私が質問で取り上げたいテーマの中から「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」について申し上げたいと思います。皆様、SDGsをご存知でしょうか?

 あまり聞きなれない言葉だと思いますが、これは、持続可能な開発目標、英語で言いますと、Sustainable Development Goals文字をとった略称で、2030年までに国際社会全体が達成すべき普遍的な目標のことを言います。

 一昨年9月、国連は世界を取り巻く経済、社会、環境にまつわる様々な課題を調和させる取組みとして、この持続可能な開発目標SDGsを全会一致で採択しました。

 「誰一人取り残さない」というテーマの下、貧困をなくそう、飢餓をゼロに、質の高い教育をみんなに、など17項目からなります。

 それまでのミレニアム開発目標は、主に途上国が目標達成の責任を負うものでしたが、今回のSDGsは先進国も責任を担うという点で大きく異なります。

 また、国連に加盟するすべての国々が全会一致で合意できたこと自体が大変素晴らしいことで、いわば、地球の基本計画、マスタープランと言っても過言ではありません。

 私たち公明党もSDGsを前進させるため、昨年1月から党内に谷合正明参議院議員を座長とするSDGs推進委員会を立ち上げ、NGOや企業、市民団体、国連関係者など全国のステークホルダーからヒアリングを積み重ね、12/2政府に対して要望書を提出。

 おかげさまでそのすべてが盛り込まれる形で、又、主要先進国に先駆ける形で12/22、国の実施指針が示されることとなりました。

 SDGs達成に向けたわが国の8つの優先課題は次の通りです。

   あらゆる人々の活躍の推進 
   健康・長寿の達成 
   成長市場の創出、地域活性化、科学技術
   持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備 
   省エネルギー・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
   生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
   平和と安全・安心社会の実現
   SDGs実施推進の体制と手段

 これらの項目には、それぞれに具体的な施策が示されており、例えば「あらゆる人々の活躍の推進」では「1億総活躍社会の実現/女性活躍の推進/子供の貧困対策/障害者の自立と社会参加支援/教育の充実」が挙げられ、2019年までをメドに、それぞれの取組みがどれくらい進捗したのか、フォローアップを行うとしています。

 又、地方自治体に対しても「各種計画や戦略、方針の策定や改訂に当たってはSDGsの要素を最大限反映することを奨励しつつ、関係府省庁の施策等も通じ、関係するステークホルダーとの連携の強化等、SDGs達成に向けた取り組み」を促しています。

 さらに、本年6月に開催されたSDGs推進本部会議を受け、安倍総理は、SDGsの考え方にかなう「働き方改革の実現/地方での推進/民間セクターにおける取組みの推進」の3点の加速化を指示し、経済財政基本方針、いわゆる骨太の方針に盛り込んだところでもあります。

 国際社会がめざす「誰一人取り残さない」持続可能な未来を拓くために、ぜひわが国がその先頭に立ちリーダーシップを発揮してほしいと願うものであります。

 この、国連加盟国が全会一致で採択したSDGsについて私は、人間の安全保障という観点からも、1億総活躍社会実現という観点からも、わが国がこれまで取り組んできた方向性と合致する将来展望であり、2030年にはぜひ国際社会一致結束の下、開発目標を達成してほしいと願っています。

 その意味で、今回の9月定例会では、そうしたSDGsの理解啓発、本県としての取組みに関する見解を質したいと思っています。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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